プロ野球にはセ・リーグとパ・リーグがあり、人気のセ、実力のパはよく言われる言葉です。でも最近少し様子が変わっていて、パ・リーグの人気が高くなってきています。以前のパ・リーグといえば、野球場はあまりオシャレとは言えず、若い人が行きにくくなっていました。私設応援団が応援のメインで、ヤジで盛り上がる観戦スタイルでした。今は各チームの野球場が非常にきれいになっています。若い人でも行きやすいよう球団が努力をしています。
セ・リーグが人気がある理由として、スター選手の存在があります。一方パ・リーグではなかなかスター選手がいなくて、実力があってもその選手を見に行きたい雰囲気を作れませんでした。最近は、パ・リーグの各球団にスター選手が増えてきています。スター選手がいればその選手をみたいと野球場まで足を運ぶ人が増えますし、そのチームを応援する人も増えます。実力がある選手をスター選手にして人気を獲得する努力の結果かもしれません。
プロ野球は各チーム企業名がついています。それらの企業がオーナーとなり運営を行っています。かつてパ・リーグは鉄道会社が親会社となるケースが多かったのですが、最近は徐々に撤退が続いています。それに代わってオーナーになっているのがIT関連の企業などです。IT関連の企業はそれまでにない新しいビジネスを展開していますが、それをプロ野球運営にも活かしています。球場の改修を積極的に行ったり、強くするための補強を積極的に行うなどして注目度が高まりました。